FX攻略 トレンド編

さて今回は上級者への道 トレンド編として書いていこうと思います。
トレンドを見極めることはできても
- トレンドラインやチャネルラインの引き方
- トレンド時の到達目標値の出し方など
- 角度や時間に関して
これらのことを完全に理解することが、テクニカル分析には必要になります
自分にはわからないことがある、自信がない
という方はぜひ一度読んでみてください。
まだダウ理論について読んでいない方は先にこちらをお読みください。
トレンドの種類
トレンドというのは単に現在の相場の方向を意味する
- 上昇トレンド
- 下降トレンド
- 横ばいトレンド(レンジ相場と呼ばれることもある)
これらのトレンドを発見しその方向にトレンドしていくのが 一般的なトレード戦略と言えるでしょう。
横ばいトレンドでは方向感がないので その際にどのようなトレードをするかというのも トレーダーの戦略によって変わってくる。
ダウ理論の記事でも書いたが トレンドには主要、2時的、小トレンドがある。
FX上級者への道 ダウ理論編
このFX上級者への道シリーズは テクニカル分析を更に突き詰めていき ご自身のトレードスキルを身につけるものとなります。 今回の内容としては 全ての基礎となるダウ理論の詳しい解説 となります これらは知っているようで全て中途半端に理解しているという方が多いです。 安値と高値を共に切り上げていたら上昇トレンド 高値と安値を共に切り下げていたら下降トレンド これを知っているだけでは圧倒的に足りません …
これは一般的には1年以上、3週間〜3か月、3週間未満と定義されているが
自分がトレードするスタイルによって変わることを覚えておこう。
自分が5分足などでトレードするならば
2日ほどのトレンドは主要もしくは2時的トレンドと言っていいだろう
- 自分がトレードする保有期間
- 見る時間足
- 通貨ペア
によって定義は少しずつ変わってくるのでそこらへんはしっかり抑えるようにしておこう。
トレンドとは高値と安値が同一方向に更新している時のことを言う。
またトレンドは、一般的に直線ではなく高値安値を更新しながらジグザグな山と谷で形成されている。
主要トレンドの中に2時的トレンドがあり
2時的トレンドの中に小トレンドがある
小トレンドはエントリーポイントを見つける際のシグナルになる
つまり2時的トレンドが上昇である場合の
短期的な下降(小トレンド)は絶好の買い場であるということです
売りの場合はその反対です。
サポートラインとレジスタンスライン
トレンド中に形成される安値と高値に引くラインを
サポートライン
レジスタンスライン
とそれぞれ表す
これを画像で見るとこんな感じです
青線がサポートライン
黄色線がレジスタンスライン
このようにラインを引くことができます
サポートレジスタンスラインの転換
上の画像を見てもらうとわかるように下降トレンドではサポートがレジスタンスに
上昇ではその反対になることがしばし訪れます
A地点で引いたサポートラインがC-Dで更新されたのちに
D地点でレジスタンスラインとして機能しています。
これはC地点とF地点でも見て取れます
このようにトレンドの調整となる波は前回のサポート(レジスタンス)ラインにて反転しトレンド継続していくことが多いです
トレンドフォローをする場合はこのようなところでのエントリーを目指すのが良いと思います。
また、前回のダウ理論の記事や
後に書くエリオット波動論の際に詳しく説明しますが
この調整は転換以外にも前回のトレンド方向の波に対して
3分の1,半値戻し,2分の1
38.2%,50%,61.8%
というような場所での反転(トレンド継続)もよく見て取れます
今回の画像で言えば
B-Cに対する戻しD
D−Eに対する戻しF
これらはともに50%のところで反転しています
そしてE-Fに対する戻し1では
50%-61.8%のところで反転しているのが見て取れます
このようにトレンドの際の調整の目標設定値はラインの転換や割合で導き出すのがメインとなってきますので
トレンドに入り遅れた際は焦ってエントリーするのではなくこのような調整が終わるポイントまで待ってエントリーしましょう
サポートレジスタンスの心理的要因
ではなぜサポートラインやレジスタンスラインが
転換するのかということを相場参加者の心理面から考えていきましょう。
下降トレンドが起きていてサポートラインを割って安値を更新したとしましょう。
前に載せた画像のA点やC点を下に抜いた時です。(B-C,D-Eの波)
この時の相場参加者を以下のように分類します
- 売りポジション保有
- 買いポジション保有
- 売りポジションを持っていたが安値更新前にすでに決済していた
- 保有しておらず売り買いを悩んでいた
それぞれ考えていきましょう。
①
安値(サポートライン)更新時に売りポジションを持っていた人は
自分の方向感があっていたことに自信を持ち
新たに売り増しをするポイントを探します
②
安値(サポートライン)更新時に買いポジションを持っていた人は
自分のポジションを少しでもマイナスを小さくしたところで
決済売りしようと考えます。
③
既に売りポジションを決済していた人は
自分がもったいないことをした事に気付き
もう一度売りポジションを持つ場所を探します
④
ノーポジションだった人達はサポートラインを割ったという
直近の値動きから売りポジションを入るポイントを探します。
このように市場参加者の多くの人が売りを選ぶため
その目安のポイントとなる前回の安値付近がターゲットとなり
サポートライン→レジスタンスラインと変わるのです。
これらは上昇トレンドの場合は逆になります。
ラインの重要度
それではそのサポートやレジスタンスラインの重要度は
どのように考えるかを書いていきましょう
- どのくらいの期間そこで取引された
- どのくらいの出来高での取引があったか
- どのくらい直近の取引ラインか
重要度はこの3点で導き出すことができます。
長く取引されているほど意識がされ
出来高があるほど取引量が多く
直近であるほど多くの人間のトレードポイントである
これらの要因からそのラインがどれだけ意識されているか
そしてそのラインが抜けた後の転換する可能性の高さが変わってきます。
そして安値や高音のブレイク幅が価格の3%-5%動いた時に転換しやすいと言われております。
しかしこれは日足以上の値動きで考えられていますので
皆様がトレードする際の基準値は取引の時間足や取引通貨で判断する必要があります。
例えば私が普段取引することの多い
GBPJPYの30分足では50-80pipsほどのブレイクを確認した場合に
ブレイク後の転換ポイントを狙うようにしております
まずは既出のこちらの画像で見ていきましょう
Aの安値を更新してからC地点までの距離は58.1pipsあります
Cの安値を更新してからE地点までの距離は61.3pipsあります
このように自分なりの基準価格を超えた場合にD点やF点でエントリーを狙います。
反対にF地点の高値更新から2地点までの距離は30.5pipsですので
自分なりのフィルターをかけた結果、転換狙いのエントリーを控えます
違うチャートを見ていきましょう
今回は上昇トレンドになります
Aの高値を更新してからC地点までの距離は82.8pipsあります
Eの安値を更新してからG地点までの距離は89.9pipsあります
このような場合に黄色点線のラインにて転換をねらってエントリーしていきます(D点、H点)
反対にC地点の高値更新からE地点までの距離は32.5pipsですので
自分なりのフィルターをかけた結果、転換狙いのエントリーを控えます
このように重要度や更新時の値動きなどから転換ラインを狙ったエントリーをするかを考えていきます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
トレンドのサポートとレジスタンスラインの見方
調整となる波の到達目標値
ラインが転換する条件
など、大切なことを書かせていただきました。
これらのことを身につけるだけでトレードに良い影響を与えてくれるはずです
次回の記事ではトレンドラインに関して書いています
- 引き方
- 使い方
- 重要度
- 角度
- 引き直し
など情報の濃い記事にしていますので読んでいってくださいね!
コメント
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2019年 5月 14日
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2019年 5月 22日
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2019年 10月 31日
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